恋愛診断 恋愛ソーシャルスタイルで自分を知り、相手を知る
ビジネス研修でよく使われているメソッドのひとつに「ソーシャルスタイル」という理論があります。
ソーシャルスタイルは主に営業マンのためのセールス教本として使われ、最近では社内コミュニケーション向上のために使用されています。会社の研修で診断テストをした方も多いのではないでしょうか。
ビジネスでも、婚活や恋愛でも大切なのは「自分を知り、相手を知る!」ということですよね。
当たり前のようでこれがまた難しい。
今回は「自分を知る・相手を知る」にはピッタリ!科学に基づいたコミュニケーション恋愛診断テストをご紹介します。
ソーシャルスタイルとは、1960年代にアメリカで提唱された行動科学に基づくコミュニケーション論です。
「主張するor聞く」=「自己主張度」×「感情を出すor感情を抑える」=「感情表現度」という2軸のマトリクスにより以下の4つに分類され、そこから「話し方」や「行動パターン」を判定し、自分がどのようなコミュニケーションタイプなのか、相手がどのようなコミュニケーションタイプなのか割り出していきます。
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(図版参考)
ある米国企業が200万人以上に実施した結果によると世界中のほとんどの人がこの4つのタイプに分類されるそうです。4つのタイプを簡単にまとめてみると以下のようになります
皆さんは、どのようなタイプでしたか?
ちなみに、同じタイプ同士がいちばん親近感を持て、次に近いのがマトリクスの左右上下に隣り合うタイプだそうです。対角線上がいちばんかけ離れたタイプといえるでしょう。
ソーシャルスタイルは「他人から見た行動・言動」なので、自分は他人からどう見られてるのかを意識しながら答えるのがポイントです。
ですので、診断テストが出来ない相手についても、普段の様子からどのタイプに当てはまるかを類推することができますよ。
意中の相手が会社員ならすでに診断テストを受けているかもしれないので話のネタに聞いてみるのもよいかもしれませんし、婚活サイトやSNSの自己紹介欄に「ソーシャルスタイルではエクな私です!」など書いておくと話が広がるかもしれませんね。
ソーシャルスタイルはセールス力アップのために使われることが多いということは、「最初のアプローチ」「トラブル時、相手が消極的になったときの対処」に応用がきくといえます。
これって恋愛でもものすごく重要ポイントですね。
■エク(社交型)の相手なら……情に厚いタイプなので、とにかく素直に大げさに謝ってみましょう。怒ると攻撃に出るタイプでもあるので、まずは相手に十分感情を吐き出させ緊張状態を解く努力が必要です。
■エミ(友好型)の相手なら……人間関係を重要視するので、素直にじっくりとどれだけ悪いと思っているかを誠心誠意伝えましょう。苦痛の原因にできるだけ触れないでおこうというタイプなので、一見どれだけ怒っているか分からないかもしれません。だからといって、放っておくと二度と信頼を回復できないかも。
■ドラ(行動型)の相手なら……成果にこだわり、かつ即効性を求めるタイプなので単刀直入・端的に謝って早くその場を収める努力が大事です。怒ると相手をコントロールしたいモードに入るので、その意見を吐き出させ、どうしたらきちんと正せるかを聞いてあげましょう。
■アナ(理論型)の相手なら……情報をもとに正確な判断、意思決定をしたくなるタイプなので、納得がいくようにきちんと理論立てて説明することが大切です。感情的になったり「周りのみんなもそうだ」というようなセリフはご法度。「今は話したくない」モードに入るので、落ち着いて事情を説明し、すぐに答えを求めず考える時間を与えることも必要です。
■エク ⇒ 「とにかくなんか楽しそうだよー!今月中に行こう!」と元気にノリで誘いつつ、時間に融通は利かせる。
■エミ ⇒ 「一緒にこんな楽しいことしてみませんか」と“あなたとだから”感を出しつつ、ゆっくりしたペースで誘う。
■ドラ⇒ 「○○の予約がすぐ取れそうなんですけど行きませんか」とスピード感、効率の良さをアピールしながらサクサク進める。
■アナ ⇒ 「口コミでも満足度が高いし、楽しそうだし行ってみたいな」とデータ・情報を武器にしつつ、相手にも情報を精査する時間を与える。
ソーシャルスタイルは相手の行動にもとづいて、「相手とのよい関係を築く」「苦手をなくす」ようにコミュニケーションをとることが目的です。「思考や感情面は分析の対象外」と定義されており、いわゆる「相性診断」ではありません。
自分にないものを持っている人、正反対の人が惹かれあっていい関係を築けることも多々ありますよね。
意中の相手と対角線上の関係であってもがっかりせず、「相手とよりよい関係を気付くためのヒント」として活用してくださいね。