婚活するにあたり貯金は実際いくら必要なのか!?いや、それ以前に貯金する・している必要はあるのか!?1000万、2000万以上は必要!?などなど様々な意見が散見しており男性も、女性も婚活を行う上で避けては通れない
貯金・資産問題
身長、学歴、収入など、気になる条件は様々あるかと思いますが、やはり将来のパートナーになるかも知れない方の貯金額って知りたいですよね!?
「貯金は多ければ多い方がいい!」との意見を多く聞きますが、意外と独身時代から貯金されている人って少数派だったりします。
性別や年代によって意見が分かれる内容ではありますが、今回は女性が男性に求める結婚前の貯金額アンケート結果や独身者を対象にした世論調査の結果などを元に、婚活に関係するお金の話について考えてみたいと思います。
女性が男性に希望する貯金額
女性が男性に求める貯金額・アンケート結果)
先ずは「女性が男性に求める貯金額」に関するアンケート結果のご紹介です。
様々なサイト、資料から平均値を出し円グラフにしてみました。
結果、300万円〜500万円未満が一番多く、41.8%という結果になりました。
このコラムでもご紹介しますが、結婚に必要な費用が大体この金額に収まるので、そこが基準になっているのではないでしょうか。
次に多いのが、100万〜300万円未満の26.5%
先程の基準からすると半分ほどの金額ですが、男性だけではなく女性自身も費用負担をする、と考えた上で想定された金額の可能性があります。
尚、100万円未満が9.1%となっていますが、男性の貯金額をあまり気にされない方が一定数存在すると言えそうです。
ただし、婚活を有利に進めたいのであるならば300万前後の貯金はあった方が良いかもしれません。
20代から60代独身の貯金、資産の保有状況
続いては「独身者の金融資産の保有状況」のご紹介です。
こちらは、2018年に金融広報中央委員会が発表した『家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]』のデータを元に抜粋しており、20代から60代の独身者の金融資産の保有状況がわかります。
※参照:
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成30年)
1,000万円以上の金融資産を保有している人の割合
20歳代 ・・・ 1.7%
30歳代 ・・・ 10.6%
40歳代 ・・・ 16.5%
50歳代 ・・・ 25.8%
60歳代 ・・・ 38.7%
※金融資産には、預貯金の他に株式や投資信託なども含まれます
金融資産を全く保有していない人の割合
20歳代 ・・・ 45.4%
30歳代 ・・・ 39.7%
40歳代 ・・・ 42.6%
50歳代 ・・・ 39.5%
60歳代 ・・・ 26.7%
年代別預貯金の平均金額
20歳代 ・・・ 135万円
30歳代 ・・・ 289万円
40歳代 ・・・ 529万円
50歳代 ・・・ 703万円
60歳代 ・・・ 852万円
年代が進むにつれて、金融資産(預貯金額も同様)の保有割合や金額は増加する傾向にありますが、どの年代も約3割以上の方が金融資産を全く保有していない状況です。
※こちらのデータは男女混合平均値データとなっております。
自身の年代に当て嵌めてみて下さい。
約3割以上の方が金融資産を全く保有していないという状況ですので、多少なりとも資産を保有している人は婚活、恋活には有利になるのではないかと考えられます。
しかもその中で、年代別の預貯金平均額以上であるのならば、結婚への道は近いかもしれません。
結婚に必要な費用
ここで少し観点を変えて、結婚までに必要な費用のお話をしたいと思います。
出会いを経て、生涯のパートナーと出会うことが出来た方が、次に気になるのが結婚までに必要な金額ではないでしょうか。
最近は、両家の顔合わせを兼ねた内輪だけの式や食事会をする方が増えていますが、ご家族や友人、職場など、日頃お世話になった方々へのご報告含めて挙式および披露宴を行われる方も多いかと思います。
今回ご紹介する内容は、結納から始まって、両家の顔合わせ、挙式・披露宴まで行うと想定した場合の平均の金額を記載しました。
総額 ・・・ 450万円
結納式 ・・・ 20万円
両家顔合わせ ・・・ 6万円
婚約指輪 ・・・ 40万円
結婚指輪 ・・・ 25万円(2名分)
挙式、披露宴 ・・・ 250万円(参加者、40名程度)
これに新婚旅行まで含めると合計で500万円は超える計算となり、先の平均貯金額から考えると、独身時代の貯金を全て使い果たしてしまいそうな勢いです。
披露宴の規模によって金額も大きく異なってきますので、あくまでも参考程度として下さい。
上記を基本として考えれば、ある程度の目安になるのではないでしょうか?
例えば・・・
結納なしの顔合わせ
昨今では結納をせず、両家(親と自分)のみの顔を合わせだけで済ませる事が多くなってきています。
理由としては、堅苦しい、双方の実家が遠く金銭的負担も多いなどなどの理由が挙げられています。
ただし、これから二人は1つになるわけですから顔合わせだけは行なった方が良いでしょう。
両家顔合わせ・・・6万円
婚約指輪の代わりに旅行!?
結婚指輪は手作りで!
結婚指輪に関してお勧めするのは、二人で互いの結婚指輪を手作りしちゃおう!です。
良い思い出にもなりますし、2つで10万円程度で二人だけのオリジナル結婚指輪の製作が可能です。
挙式は、厳選した人のみ
挙式、披露宴は両親や兄弟だけ済ませると考え10人・・・62.5万円
合計で78.5万円〜98.5万円となり、100万円を切ることも可能です。
あくまでも個人的な主観なのですが、2人だけでも、もしくは親族だけでも、結婚式は挙げた方が良いと思っております。
人生において貴重な思い出の1つとなります。
貯金なし男は婚活を諦めた方がいい!?
諦めるには早いけど・・・
「女性が男性に求める貯金額」のアンケート結果では、100万円以上の貯金額を望む割合が合計で90%を超えています。
この結果だけで言うと貯金がほとんど無い人や、貯金0円の人は不利な状況ですが、100万円未満と回答した割合も10%は存在しているため、必ずしも諦めなければならない状況ではなさそうです。
ですが、「20代から60代独身の貯金、資産の保有状況」で記載した通り、年代が上がるにつれ貯金額は増える傾向にありますので、例えば40代で貯金がほとんどない、貯金は0円などの方は同年代の方と比較された場合、貯金額だけを見れば苦戦することが予想されます。
若いうちは貯金がない、貯金額が少ないという状況でも婚活は・恋活は上手くいくかもしれませんが、年齢が高まるにつれて、貯金していることは最低ライン(100万以上)として、貯金額も年齢ととも増加していませんと婚活・恋活を成功させるのは難しくなる一方でしょう。
貯金なし女の婚活は成功するのか!?
今の時勢を考えてみよう
女性は貯金はほとんどない、貯金0円でも婚活において有利、不利は今のところ然程ないでしょう。
現在でも、金銭に関して「女性を養う。養っていきたい。」と考えている昭和感満載の男性は多くいるからです。
が、上記に書いたように「今のところ」はです。
昨今では、経済、世界情勢が不安定なことからも、男性も女性に収入や貯金を求め始めている傾向です。
家事も半々、お金のことも半々、全てにおいて対等、平等で!と言う男性が増えてきています。
さらに、女性の意識にも変化が現れ、男性だけに頼らず「お金のことも、家のことも、二人でやっていきましょう!」
と言う考えが増えてきており、今後は「何でも二人で!」の思考がスタンダードになるのではないでしょうか。
「今のところ」、女性は「貯金がほとんどない」、「貯金が0円」でも、婚活に支障はほとんどありません。
ただし、今後を見据えて、ほんの少しでも貯金を始めてもいいのではないでしょうか!?
貯金額が大事なのではなく、「二人でやっていこう!」という想いが男性に伝わり、優位に婚活を進めることが出来ることでしょう。
貯金2000万以上には気をつけろ!?
女性が男性に求める貯金額は、アンケート結果でも分かるように300万円〜500万円未満が一番多いのですが、女性の 年代が高くなるにつれ、求める貯金額も増加する傾向であります。
特に50代以上の女性になってくると、男性には2000万円くらいの貯金は持っていて欲しいと言う意見を耳にしたり、ネット情報でもよく目にします。
確かに50代で2000万くらいの貯金があれば、将来は少し安心なのかな?と感じるかもしれません。
が、注意しなければならないことがあります。
いくら貯金があったとしても・・・
「今後の収入の見込みがない」
「借金がある」
「極度のケチ」
このような場合もあります。
貯金が2000万あります、1000万以上あります。など自身の貯金をアピールされる方がいますが、そんな人ほど注意が必要かもしれません。
今後の収入の見込みがない
貯金から生活費など切り崩し生活しなければなりません。
ほとんど貯金の意味がありません。
借金がある
上記と同じように貯金の意味がありません。
収入を得ながら、借金を返済しているのであるならば多少は意味があるのかもしれませんが、不安が付きまといます。
極度のケチ
こちらは上記の二つとは異なります。
互いに金銭感覚が合っているのであればケチも節約という名に変換され、二人は上手くいくのではないでしょうか。
貯金2000万以上持っています。と言う人には気をつけましょう!と言うことではなく、
・収入源はどうなっているのか?
・借金はないか?
・極度のケチではないか?
貯金は貯金で大切な事の1つですが、貯金だけで判断しないように気をつけましょう。
番外篇
婚活に紛れている既婚者かも?
婚活貯金とは別件のお話になってしまうのですが、高収入(年収1000万、2000万円以上)、多額の貯金をアピールしている場合、お金を餌に遊び相手を探している既婚男性の可能性もあります。
話が一貫していない、特定の曜日や時間以外は連絡が取れない。など怪しい言動がありましたら注意が必要かもしれません。
※
婚活に潜んでいる既婚者の見分け方
も参考にしてみてください。
上記の3つにも言えることなのですが、貯金が多いに越したことはありませんが、収入や貯金にだけスポットをあてるのではなく、どうして2000万円もの貯金や収入があるのかの過程を知る事が大切かなと思います。
過程を知る事で、相手の内面がよく分かり、関係を続けるのか、身を引くのかの判断基準の1つの情報となることでしょう。
貯金が多くてもアピールするのはNG?
スマートに心の余裕を持とう
「女性が男性に求める貯金額」のアンケート結果や「独身者の金融資産の保有状況」から、貯金額の多さは婚活市場において大きな強みとなりそうですが、仮にご自身の貯金が多かった場合でも、初対面時からお金・貯金のお話を露骨にするのは止めた方がよいでしょう。
貯金額や金融資産は、大きな自身のアピールとなりますが、ハッキリと言って【下品】です。
自分では、そんな気がないつもりでも相手には【下品】に映ってることが多々あります。
ですので、お金のお話は本当に慎重にされた方がよい、気を付けた方がよいです。
婚活サイトでも、婚活パーティーでも、あなたの【紳士的】な振る舞いや言動で「心もお金も余裕があるんだな。少しお話してみたいな」と感じ取れる女性は沢山居ます。
また、あなた自身【下品】な振る舞いをして、興味を持ってくれた女性を選びたいのでしょうか?選ぶのでしょうか?
きっとそんな女性は選ばないでしょう。
貯金がある、金融資産があると言って【下品】なアピールには気を付けましょう。
心にも余裕を持った言動で接すれば、必ず気付いてくれる知的で素敵な女性が現れます。
男性に貯金額を聞くタイミング
貯金額を聞き出す3つのタイミング
「独身者の金融資産の保有状況」の結果から、金融資産を保有する人は世代が進むとより多く保有する傾向にあると言えますので、お相手の方が貯金や金融資産を保有しない3割に該当するのかどうかを見極めることが重要かも知れません。
ですが、住まいや仕事の話から想像することは難しく、聞き方や聞くタイミングが難しいのは確かです。
また、ストレートに聞きすぎると、これまた【下品】ですし、【お金のことしか興味がないの?】と思われてしまいます。
ストレートに聞けないとなると、さらに困難な作業となってしまいますので、デートを2、3回するのが一番分かりやすいかな。と思います。
どんな食事をするのか、身に付けている物はどんなものか、どんなことに対してお金を出し、どんなことにはお金を出さないのか・・・
人それぞれに浪費家/節約家と判断する考え方が異なります。金銭感覚が自身と同じなのか、どうなのか、貯金額よりも先ずは[そこ]を知る必要があるかと思います。
あなたと同じ金銭感覚、近い金銭感覚なら(もちろんお金のことだけではなく将来を考えられそうなお相手の場合です)、「デートをしていて、考え方も金銭感覚も似てるなと思っています。将来についてお話できたらなと思ってるんですが・・・」などの切り口で、素直に現実的なお話をするしか方法はないのではないでしょうか。
ですので、タイミングと方法としては、
・下品であろうが、大切なことだからストレートに聞く
・言動や返答で、相手の金融資産や大体の貯金を想像する
・デートを重ね、お金以外でも「この人良いな」と思った時に、お金の話を含め現実的な話をする。
また、様々なお話の中で自身も貯金額を伝えることで、お相手の男性も貯金について話やすいのではないでしょうか。
婚活男性 貯金額を聞かれた時の返事
嘘はつかない!
貯金が1000万、2000万以上あるのでしたら、サラッと返答できるのですが、
あきらかに相手の女性を不安・心配させてしまうような額だった場合、
「婚活恋活を始めてから本格的に貯金をし始めて、今はそれほど多くはないけど、○年後にはいくらまで貯金したいと思っている。」
このようなニュアンスの受け答えがベストではないかと思います。
今は貯金はない。と言うことも嘘なく伝え、将来についても確りと考えている具体的な目標を伝えることで、女性も安心してくれるのではないでしょうか。
ただし、やはり貯金はあったことに越したことはないので、これを機会に目標を決めて貯金してみてはいかがでしょうか。
婚活をきっかけに貯金しよう
貯金は自信が付き、信用を得られる
動機はどうであれ、貯金することに1つもマイナスなことはありません。
順調に貯金が増えていくと、達成感はもちろん自信も付いてきます。
自信が付けば、心に余裕が出てきて、私生活を含め婚活も楽しみながら行えることでしょう。
また、貯金額を聞かれたとしても、現在進行中で、今は○○○円くらいになります。と嘘ではなくハッキリと相手に伝えることができるので、
相手に信用してもらえるなど、貯金することはメリットでしかありません。
婚活するには貯金は必要なのか!?まとめ
・女性が男性に求める貯金額は、300万円〜500万円未満が一番多い(全体の41.5%)
・1,000万円以上の金融資産を保有している人の割合は、30歳代を過ぎると2桁を超える一方、各年代で3割の人が金融資産を全く保有していない状況である
・結婚に必要な費用の平均額は、450万円
・貯金、金融資産も大切だが、男女ともに金銭感覚にも注目した方が良い
このように考えますと、30代過ぎの男性は1000万円前後の貯金があれば優位に婚活を進められそうです。
ただし、年代が高まるにつれ周りも貯金額が増えてくることを忘れないでください。
また、貯金や金融資産がなくとも、同じラインで婚活に励んでいる人も多く(どの年代でも3割程度は貯金や金融資産なし)いる。という事も事実です。
※20代前半男性の婚活・恋活では貯金や金融資産によって有利不利はそれほどありませんが、少しでも貯金や金融資産を持てるようにしよう!と頭の片隅に置
いといた方が良いかもしれません。