人に与える自分の印象には様々な要因があります。どうしたら相手に良い印象を与える事が出来るのか・・・カタルシス効果やメラビアンの法則、ミラーリングなど様々な好印象を与える恋愛心理テクニックがありますが、今回は「ピーク・エンドの法則」のご紹介です。
その名の通り「ピーク」(最高)と「エンド」(終わり)のことを指します。
ノーベル賞受賞者・心理学者、行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が1999年に発表した「ピーク・エンドの法則」は人々の過去の思い出について「幸せ・楽しい」や「辛い・きつい」と判断するのは殆どがピーク(最高)時かエンド(終わり)時かで判定、判断されると言うものです。
思い出はピーク時かエンド時が大半を占めると伝えたように、デートや会話のピーク時やエンド時に相手に「楽しい!嬉しい!幸せ!」と感じさせることが重要です。
人ぞれぞれ「楽しい!嬉しい!幸せ!」と思うツボは異なりますますのでピーク時(盛り上がり)を判断するのは非常に難しいですよね。そこで先ずはエンド時に好印象を与えるように努めていきましょう!
気になるお相手とのデートを例にあげてみましょう。
デート代の予算を3万円とします。この3万を細かく分け、1箇所につき6000円で5箇所に(ランチや映画館、ショッピング、ディナーなどなど)行くとしましょう。このデートプランはNGです。始めから終わりまで一定の感情で終わってしまう可能性が高いのです。3万円あるのならディナーに2万円くらい使う方が同じ3万円でも有効的です。
エンド(終わり)に全精力を注ぎ込んだ方がお相手には印象的で「良い経験」「良い思い出」になるのです。実際このデートプランだとピーク時もディナーとなりますので上手なピーク・エンドの法則の使い方となります。
相手が「楽しい!嬉しい!」と感じてるところ、デートの帰り際で次回のデートの約束をしてみて下さい。色々な要素が絡み合いますが、驚くほど成功率が高まります。
またデートの帰り際などにもこの法則を使うと良いでしょう。そそくさと帰ろうとする行為、バタバタしたお別れはNG行動です。相手にとってマイナスのエンドになってしまいイメージが悪い思い出になってしまいます。「楽しかった、また一緒にデートしたい、次はこんな楽しいデートを考えてるんだ!」など丁寧に穏やかな表情、口調でお相手に伝えてあげてください。
またデートの切り上げタイミングは「楽しい時」がベストです。好きな人と一緒に居ることは楽しいことですよね!?出来ることならずっと一緒に居たいと思うのが普通だと思うのですが、楽しいからと言ってズルズル長時間一緒に居る事はNGです。後ろ髪を引かれる思いですが「楽しい時」に解散する事で、相手にとって良い「思い出」となるのです。