気になる相手に興味を持ってもらったり、好印象を残す様々な恋愛テクニックがありますが、今回は気になる相手にあなたのことを記憶に残す「ツァイガルニク効果」をご紹介します。
この「ツァイガルニク効果」は多用すると裏目に出る場合もありますので十分に気をつけてください。
ツァイガルニク効果はリトアニア出身の心理学者ルーマ・ツァイガルニクが実験結果を元に発表したものとなります。
具体的に実験とは「未完成の図形と完成した図形についての記憶研究において、未完成図形の方が完成図形に比べて記憶の度合いが良い」と言う結果が出ています。
簡単に説明すると、人は達成できなかった事や物、あるいは中断している事や物に対して、達成してる事や物よりも強く記憶や印象に残るということです。
今回はこの記憶の度合いを利用した恋愛テクニックをご紹介します。
同性でも異性でもミステリアスな人ってなんだか気になったり、モテてたりしませんか?この現象は少なからずツァイガルニク効果があるからなんです。ミステリアスな人の特徴は「どんな人か未だに分からないけど、なんか気になるし、魅力的かも。」と言う共通点があります。未だに分からない=未完成であるという事です。ですが、意識的にミステリアスを装うのは難しいです。またミステリアスは一歩間違えば「嫌な人・何を考えてるか分からない不気味な人」になってしまいますので、装うには十分気をつけなければなりません。
1つ目は、とにかく相手の話を聞く、相手に話をさせる。ことを心掛けてください。
人は相手が頷いてくれたり、相槌を打ってくれると、話に夢中になりどんどん話をしてきます。
出来れば時間が経つにつれ深い話にもっていければベストです。
話が終わる頃を見計らって、席を立ったり、そこで解散しましょう。
タイミングがなかなか難しいのですが、話を未完成にさせ解散する事で「ツァイガルニク効果」が発揮されます。
2つ目は、あなたから話をする時になります。相手の興味がありそうな話をしてください。始めは軽いノリで、徐々に深い話へと持っていって下さい。クライマックスに近づいた時に「続きは今度ね。」と言って解散しましょう。こちらもタイミングが難しいのですが、実験結果から次のデートのお誘いの成功率が非常に高くなるという結果が出ています。どちらもタイミングを間違うと「嫌な人」になってしまいますのでツァイガルニク効果を使う場合はくれぐれも慎重に。
今ですとLINEが主流ですが、LINE既読機能を用いたテクニックです。最近、既読スルーという言葉をよく耳にしませんか?タイミングさえ間違わなければ最高のツァイガルニクとなります。送ったメールを読んでもらえたのに返事がもらえてない=未完成の状態です。もう、この時点であなたの事が気になって仕方ない状況になっています。1日、2日後の返信ですと相手に不快感を与えてしまいますし、良い印象ではありません。これは相手にもよりますが、数時間放置してからの返信が良いでしょう。その際はシッカリとした文で相手が喜んでくれそうな文面を考え送信すると効果倍増です。
気になる相手にもっと知りたい!気になる!と思わせることがポイントです。簡単にいうと「焦らす」という事です。焦らしすぎると「嫌な人」になってしまうので気をつけましょう。
恋愛心理学や恋愛科学は時として諸刃の剣となります。十分注意して使ってください。