女性が求める結婚相手の条件として「高身長」「高学歴」「高収入」――いわゆる「三高」 そんな男性がもてはやされたのは、はや20年以上も前の話。バブル経済まっさかりの遠い時代の話。
いまの若い人たちにまさしく、高学歴・高収入はまだしも「いきなり高身長ってなによ」的な世界。とにかく他人の彼氏より見た目も中身も上の男性を求めた時代でした。
では、現代ではどんな男性が望まれているのでしょうか。時代が変るにつれ、女性が求める理想の男性像も三平を経て三低から四低、三強、というのも数年前からよく耳にしますが、その変遷を辿りながら女性が望む理想の男性像に迫りたいと思います。
これらがもてはやされたのはバブル崩壊後、2000年代に入ってからです。
その少し前に「三平=平穏・平均的な年収・平凡な容姿」といった三高の反動のような条件がモテ男の要素だったようですが、2011年の東北大震災以後は特に三低、四低が頭角を表します。
この3つに「低燃費」を足したのが四低です。
低燃費、、、つまり少ない燃料でフルに稼動できる=節約できる男性のことですね。
派手じゃなくていい、プチ贅沢で最大限の幸福感を得られる節約男子が、高感度が高かったようです。
そして、2014年頃から求められていたのが「三強」!
結局は三低と同じ要素も含まれているようにも思えますが、三低のぽわっとした草食男子的な雰囲気から男らしさ力強さが注入されています。
具体的には自衛隊や警察官、消防隊員など肉低的にも経済的にも強い男性がモテ男となり、
自衛隊の広報誌的な雑誌『MAMOR(マモル)』(扶桑社刊)での「マモルの婚活」というコーナーは大反響だったようです。
そして最近では、あらたに女性が求める理想の結婚相手は「三生」である。ということが注目を浴びています。
・・・なんだか同じことをいっているように思えますが、つまりは「強い男」が好まれる時代だということでしょう。
ちなみに、博報堂生活総研の調査によると「信じるものは」の問いに1位はずっと「善意」でありながら、20年間不動の2位だった「愛」を2014年にとうとう「お金」が抜いたそうです。「愛」という不確実な言葉より、より確実で物質的なものを求める風潮のようですね。
ただ、三強や三生じゃなくても「愛がある!」という男性が、意外と次のブームになるかもしれません。